未経験でもWebマーケティングに営業経験が活きる5つの理由!

この記事では、現役マーケターの僕が営業経験を持つ方がWebマーケティング業界に転職する際に、どのようにスキルや経験が役立つのかを詳しく解説します。
私も26歳の時に営業からWebマーケに未経験で転職しました。
「未経験だから不安…」という方も、実は営業経験そのものが大きな強みになるので、その点分かりやすくお伝えしていきます。
・「営業→Webマーケ」の転職時になぜ営業経験が活きるのか
・具体的にWebマーケに活かせる営業経験
・営業からWebマーケの転職した私の経験
営業経験はWebマーケ転職で強みになる
営業職で培ったスキルは、Webマーケティングの現場で非常に高い相性を発揮します。
特に営業活動で主に下記の3つの要素は、広告運用やマーケ戦略に直結する要素です。
・「数字に基づく改善」
・「顧客理解」
・「成果志向」
未経験者の中でも、営業出身者は戦力として期待される例も多いです。
では実際に営業経験がWebマーケティングに活かせる理由を5つお伝えしていきます。
営業経験がWebマーケに活きる5つの理由
①数値目標やKPIに慣れている
1つ目は営業経験者はすでに売り上げなどの目標目標やKPIに慣れている点が挙げられます。
営業職では売上目標やKPIを追い続けることが日常です。
この「数字から課題を見つけて改善策を実行する」経験は、広告運用やアクセス解析といったWebマーケティング業務にそのまま応用できます。
例えば、売り上げをKPIとしている場合、広告運用を通じてどう売り上げを最大化するかがポイントになっているのですが、
営業経験者の場合、営業からWebマーケに転職しても、売上目標やKPIを達成する手段が営業から変わるだけで実際にやっていることの本質は同じです。
②顧客理解と提案力
2つ目は顧客理解と提案力です。
営業は顧客の課題をヒアリングし、最適な提案を行う仕事です。
この年はWebマーケでも全く同じで、取引先のニーズやユーザーのニーズを把握し、適切な施策を打つ必要があります。
顧客理解力の高さはや提案力はそのままWebマーケティングの世界にも使うことができます。
実際の業務でもクライアントの商材がどんなユーザーにニーズがあるのか理解したり、目標を最大化するためにも顧客理解力と提案力は大切です。
③コミュニケーション能力
3つ目はコミニュケーション能力です。
社内外で調整や交渉を行う営業経験は、マーケティングの現場でも役立ちます。
特に広告代理店や事業会社のマーケティング部門では、デザイナーやエンジニアと協働する場面が多く、円滑なコミュニケーションは大きな武器です。
またクライアントと対応する場合もコミニュケーション能力は役立ちます。
僕の場合だと広告代理店のため、定期的な会議などでクライアントに成果の説明や今後の方針について相談などをするのですが、
その際に相手方に納得してもらえるように伝える力はとてと役立っています。
④成果へのコミット力
4つ目は成果へのコミット力です。
営業職は成果が数字で可視化される職種です。この「成果への強いコミット力」は、広告の費用対効果を重視するWebマーケティングの世界でも高く評価されます。
営業職で目標の売り上げやノルマを達成するために様ざな試行錯誤をしていくと思いますが、Webマーケでもそれは全く同じことです。
特に数値が目標値から悪化していることに大して、粘り強く成果改善へのアプローチを継続できることはWebマーケの世界では重要です。
ですので、営業で得た粘り強く目標を達成する力は大いに役立ちます。
⑤プレッシャーへの耐性
5つ目はプレッシャへの耐性です。
営業と言えば、ノルマを達成できないと上司や会社から“激詰め”なんてことありますよね?
僕は新卒で不動産系の営業をやっていたのですが、何度も”激詰め”された経験があります‥
Webマーケティングの世界では”激詰めされる”ということはあまり耳にしないのですが、
やはり成果を確保しなければならないと言うプレッシャーはWebマーケにも一定存在します。
しかし、既に営業職を経験していると、そのような数字へのプレッシャーは既に経験済みであるため、Webマーケでもそのまま活かすことができます。
実は営業とWebマーケの本質は同じ
営業職では売上目標やKPIを追い続けることが日常です。
そしてこれまでお伝えしてきた通り、WebマーケティングでもKPIを追います。
実際の業務では、CVの単価や広告の費用対効果などをKPIとして調整をしていきます。
例えば以下のようなKPIが設定されます。
・CVとして資料ダウンロードとしてある場合、広告費に対する資料ダウンロードの単価を¥10,000以下にする
・売り上げに対する費用対効果が200%を下回らないようなする
これって営業と似ていると思いませんか?
営業だと以下のような目標数値を課せられますよね?
・年間で売り上げを1000万以上
・新規開拓で300万以上
・1ヶ月でアポイントを10件以上
実は営業とWebマーケティングのやっていることは”人間が直接コミュニケーションをとって売り上げに繋げるか”、それとも、”広告などを介してユーザーとコミニュケーションをとり売り上げを繋げるか”、その違いしかないのです。
☑営業
直接コミュニケーションをとって売上に繋げる
☑Webマーケ
広告やWebサイトを介してユーザーとコミニュケーションをとり売上や目標達成に繋げる
ですから、営業とWebマーケティングの本質ってさほど変わらないのではないかと僕は考えています。
手段が変わるだけで「どう売り上げを最大化するか」という点は営業もWebマーケも共通しているのです。
営業経験者がWebマーケに転職するメリット
ちなみに営業経験者がWebマーケに転職するメリットとして以下の点が挙げられます。
・未経験でもポテンシャルを評価されやすい
・広告運用や数値管理との相性が良い
・キャリアアップの選択肢が広がる(広告代理店・事業会社・フリーランスなど)
特に数字を扱うことに長けているので、広告運用での数値改善や数値管理と相性が良かったり、
社内外でのコミニュケーション対応を期待され、未経験でもポテンシャルが評価されやすいです。
また営業からWebマーケに転職することでキャリアアップの幅も広がります。
営業経験者がWebマーケへの転職で注意すべきポイント
営業経験者がWebマーケに転職するメリットや営業経験が評価されやすいという側面はありますが、
一方で、Webマーケティングは「デジタルツールの知識」や「分析スキル」が求められるため、営業経験だけでは不十分です。
そのためには事前にWebマーケに必要な知識を学んでおく費用があります。
具体的にはGoogle広告やSNS広告の基礎知識、Google Analyticsなどの解析ツールの使い方について学習しておく必要があります。
では、「どのようにWebマーケについて学べばいいのか?」と言う点についてお伝えしていきます。

営業からWebマーケに転職する方法
営業経験を活かしてWebマーケに転職するためには前提としてWebマーケの知識が必要です。
Webマーケを学ぶためには以下の2つの方法があります。
①書籍やサイト運営を独学する
②スクールで体系的にWebマーケを学ぶ
ちなみに僕の場合は①で運良く転職できましたが、
独学だと正しい学習ルートが分かりづらいため時間がかかりやすく、会社探しや面接対策も自分で行わなければならない為、あまり推奨できません。
また完全未経験OKの求人が少ないことからも、独学で転職しようとする事はあまりオススメしません。
②の方は10〜30万円ほど費用はかかりますが、確実に知識を定着させられ、転職支援を受けながら未経験者転職に臨めるためおすすめです。
そして何より独学よりも再現性が高いため、学習さえクリアできれば未経験転職できる可能性が格段に上がりますし、
スクールで実務経験を積むことができれば、完全未経験の状態を脱することができ、転職にも有利に働きます。
ちなみにスクールを使った転職の場合、大まかに以下のような流れで転職しくことになります。
- 基礎知識を独学またはスクールで学ぶ
- 実務に近い形でWebマーケの仕事を経験する
- 転職活動では「営業で培った数字改善力・顧客理解力」を前面にアピールする
また、転職活動の際はスクール側のサポートも得られるため、1人で転職しようとするより効率的に転職活動ができます。
スクールを使うことで費用は確かにかかりますが、キャッシュバックがあるスクールを選べば経済的負担も抑えられますし、
Webマーケの年収は日本の平均年収より高いため今後の人生を考えると十分にお釣りがくる投資だと思います。

まとめ
営業経験はWebマーケティングにとって非常に大きな強みです。
営業職で数字を扱い、顧客と向き合い、成果にコミットしてきた経験は、未経験からでも大きな武器になります。
特に下記の5点はWebマーケでも活かすことができます。
- 数値や目標にすでに慣れている分、営業経験は評価されやすい
- 顧客理解と提案力をWebマーケにそのまま活かせる
- 営業で培ったコミュニケーション能力はそのままWebマーケでも活かせる
- 営業での粘り強く目標達成する力で成果へコミットしやすい
- 数字へのプレッシャー耐性が転職前からすでにある
あとはデジタルの知識や実務経験を積むことで、転職成功の可能性は格段に高まっていきます。
営業職からキャリアチェンジを目指す方は、自分の経験を自信を持って転職に臨みましょう!
