【元営業から】内向的な性格でつらい営業マンへ| 営業がダメでもなんとかなるよ

営業で内向的な性格だと大変ですよね。僕も内向的な性格で新卒から4年間不動産系の営業をしていました。
この記事では内向的な営業でつらかったり、営業がさっぱりでも、なんとかなるという事を僕の実体験をもとにお伝えしていきます。
・内向的な営業マンで苦しんだ僕自身のこと
・内向的営業マンの強み
・内向的で営業が辛くてもなんとかなるのか
内向的だと営業はつらいのか?
内向的な性格の人が営業をつらいと感じるのはごく自然のことだと思います。
社交性や即興の会話、場の盛り上げが求められる場面があったり、普段の営業活動でも無理して明るく振る舞うこともあり、精神的に消耗するのではないでしょうか。
ただし「内向的=営業に向かない」が即当てはまるわけではなく、環境や業務内容次第で働きやすさは大きく変わります。
なぜ営業が内向的な人にとって苦しいのか
では、なぜ営業が内向的な性格の人にとって苦しいのか僕の実体験をもとに考えてみると、下記のような理由だと思います。
①強引な営業トークや押しの強さが求められる場面が多い
1つ目は時として強引な営業トークや押しの強さが求められる場面が多いからではないでしょうか。
新規開拓や飛び込み営業では、知らない会社や個人に営業をかけることになり、内向的な人には心理的負担が大きいです。
理由としては、訪問先で否応もなく断られたり、冷たい対応を取られやすいので更に精神的にすり減ることが多いためです。
②常に明るさや社交性を装う疲れ
2つ目は常に愛想良く明るく振りまわなければならない点です。
新規開拓や飛び込み営業でなくても、取引先でニコニコ愛想良くしたり、社外の人と毎日のように訪問や電話する必要があります。
そうなると本来内向的で苦手なのに、社交性があるように装わないといけません。
このような事は内向的な人にはつらいことだと思います。
③人前でのプレゼンや即応が負担
最後は人前でのプレゼンや顧客対応での即応性が求められる点でつらい点になるのではないでしょうか。
営業職で働いているとプレゼンやクライアント対応で即座に受け答えを求められる場面が続くことがあります。
特に想定していない質問や問い合わせだとテンパったり、普段であれば冷静に対応できるのに緊張して対応が上手くできなくなることがあります。
内向的な性格な人にはこのようなイレギュラーなことはストレスになるため、営業という仕事はこう言った面でもストレスが蓄積されていきます。
僕自身も内向的な性格で営業に苦しんだ
先ほどから少し書いていますが、僕も自分自身が内向的な性格で営業活動に苦しんでいました。
特に飛び込み営業をしていた頃、初対面での雑談が続かなかったり、緊張で言葉が詰まることが何度もありました。
またせっかく提案ができたり、訪問先で話が進んでもコミニュケーションを取るということだけでどっと疲れてしまうことも多かったです。
他にも訪問先で本来であれば、より押さなければならない部分で、緊張して引いてしまい事務所に帰った後上司に激詰めされることもあり、ストレスフルな毎日でした。
内向的な営業の最大の強み3つ
でも内向的な営業マンにだって強みがあります。
物事は何においても表裏一体ですから、当然内向的な営業マンにも強みがあるのです。
ちなみに強みとは個人的には3つあると考えています。
①傾聴力が高い
1つ目は傾聴力の高さです。
内向的な営業マンの多くはあまり饒舌ではなく、何か外に向けて発信したり伝えることよりも話に耳を傾ける方が得意だと思います。
グイグイ顧客にアプローチするよりも、じっくり顧客の話や悩みをヒアリングできるのが得意という感じです。
この点は話すより聞くことが得意なため、顧客のニーズを深掘りできる強みになりますし、
グイグイ営業トークをされるよりも、親身に話を聞いてくれる方が好きという顧客にマッチするという強みでもあります。
②丁寧なフォローができる
2つ目は丁寧なフォローができる点です。
内向的な営業マンは営業トークやゴリ押しは苦手ですが、顧客のアフターフォローや一度関係を築いた見込み客のフォローなどは得意な人が多いと思います。
特にこういう言ったことが得意だと細かい配慮や継続的なフォローで長期的な信頼関係を築くことが可能になりますし、顧客にも信用されやすいです。
③地道な準備・分析が得意
3つ目は地道な準備や分析が得意だという点です。
内向的な性格の営業マンは、元々営業トークや話すことがあまり得意ではないので、自分の話しやすいように資料を徹底的に準備したり、
市場や顧客を分析することで結果に繋げようとするケースが多いではないかと思います。
そう考えると、営業活動よりもその前段階の資料作成やデータ分析、改善プランの作り込みなど黙々と何かに取り組むするタイプの仕事に向いてます。
内向的でも営業を続ける価値はあるか?
内向的な性格でも営業を続ける価値はあると思います。
なぜなら、慣れやトレーニングで苦手を克服できる部分もあるからです。
会話の型をロールプレイや経験を重ねると次第に自信がついたり、苦手を克服していくことも十分に可能です。
また世の中には内向的でもトップセールスの営業マンは十分にいるでしょう。
ですから、内向的でも諦めずに営業を続ける価値はあると思います。
一方で、心身が消耗しているなら無理に続ける必要はないと思います。
心身が消耗してまで頑張り続けると病気になったり、最悪の場合何年も社会復帰ができなくなるケースもあります。
そういった場合には同じ営業職でも、下記のような職種に環境を変えるだけで大きく楽になる場合もあります。
・既存顧客中心のルート営業
・インサイドセールス
・営業以外の職種
僕が営業から転職を考えたきっかけ
ちなみに僕が営業から未経験のWebマーケティング職に転職したきっかけですが、
理由としては、以下の理由からです。
・毎日の緊張
・終わらない数字のプレッシャー
・外向的な同僚との比較で自己肯定感が下がる
・強引な営業手法への疑問など
特に常に数字のプレッシャーがあったり、外交的で明るい同僚たちと自分を比較してとてもつらかったこと、
またゴリゴリに押し続ける強引な営業手法に疑問を持っていたためです。
そんな思いの中で「このまま続けると自分を壊しそうだ」とか「もっと効率的な営業手法はないのか」と考え始めたのが転職を考えたきっかけです。
内向的でもなんとかなった!Webマーケティングという選択肢
そして結局26歳の時にWebマーケティングという職業に転職しました。
仕事としては主にWeb広告(Google広告やInstagram広告など)の分析や提案を行っているのですが、Webマーケティングは内向的な性格と相性が良い傾向にあると感じています。
データ分析やコンテンツ制作、A/Bテストなど「一人で深く考えてPDCAを回す」業務が多く、対面での即時対応や盛り上げは必須ではありません。
もちろん顧客対応で即応的な対応を求められて入りすることもありますが、どちらかというと文章での表現力や論理的な思考、粘り強く改善を続ける力が活かされやすい職種だと思います。
結果的にではありあすが、内向的な性格でも営業から転職することでなんとかなりました。
営業スキルはWebマーケティングでも活きる
もちろんWebマーケティングに営業スキルは大いに役立ちます。
特に営業で培った「顧客目線での仮説立て」「提案資料作成」「KPI意識」はそのままマーケ業務に応用できます。
Webマーケの仕事は顧客やユーザーに寄り添った視座を持ったり、クライアントへの提案資料作成、広告施策に対するKPIを意識した分析など、営業時代に身に着けたことがとても役に立っています。

内向的で営業がつらい人への実践アドバイス
では、内向的で営業がきつい営業マンがすることですが、期間に分けて考えてみましょう。
短期:まずは環境を変えて負担を下げる
短期で効果のあることとしては、営業手法を軽いものに変更してもらったり、他の職種への異動が有効だと思います。
飛び込み営業をやっているのであれば、飛び込みを減らせる既存顧客中心の部署や他の部署に異動できないか相談してみるのは有効です。
中期:転職の準備をする
異動ができない場合などは転職の準備をしていきましょう。
すぐに転職しようとするとまた同じような営業職に転職してしまったり、転職に失敗する可能性もあります。
そのためじっくり自己分析をして、あなたにとってどんな仕事が辛くなるのか整理しておくことがおすすめです。
ちなみにWebマーケティングに転職したい場合、独学で広告やコンテンツの基礎を学び、小さな実績(サイト作成など)を作っておくのもおすすめです。
長期:無理しないキャリアチェンジも視野に
長期的な面では、先ほど転職準備を実行に移していきましょう。
心身の健康が損なわれる前に、別のキャリアを検討するのは合理的な判断です。
自己分析の結果を加味しつつ、内向的な強みが活きる職種(マーケティングや経理、分析系の仕事)を候補にするとよいと思います。
まとめ:内向的でも自分らしい働き方は見つかる
「内向的だから営業は無理」と諦める必要はありません。
まずは環境や業務内容を調整して負担を減らしたり、どうしても合わないなら、Webマーケティングのように内向的な強みが活きる職種を検討するのは自然な選択です。
僕自身、営業からWebマーに移って自分に合った働き方を見つけられて今は精神的にも安定していますし、スキルも着実に身についていると実感しています。
同じようにあなたにも選択肢はいくつもあるはずです。ぜひ自分と向き合ってあなたの特性にあった仕事を見つけましょう!
ちなみに本サイトでは営業から未経験でWebマーケティングに転職する方法などを発信しています。もし興味があれば少し覗いていってください。


