【未経験向け】web広告運用の仕事はメリットもあるけど正直辛い!

本記事では、web広告運用の仕事が正直つらい理由を徹底解説していきます。また、広告運用の仕事の良いところや、向いている人についてもお伝えしていきます。
広告運用の仕事の内容を紹介していきますね。
広告運用の仕事とは
①広告施策の運用調整
1つ目は広告試作の運用調整です。
運用調整では、配信している広告の予算はキーワードなどを調整していきます。
具体例としてはFacebook広告よりGoogle検索広告の方が効率よくCVが取れるので、Facebook広告 こ予算を減らしてGoogle検索広告の予算を多めにする。
検索広告において配信している、とあるキーワードの成果がよくないので、該当のキーワードの配信を停止するなどです。
運用調整は広告運用の仕事の醍醐味ですが、様々な角度から数値を確認し方針を決めていきます。
また広告の成果を定期的にクライアントに説明するため、クライアントへ説明できるよう準備を進めるのも仕事の一つです。
②広告の入稿やレポートや資料作成
2つ目は広告の入稿やレポートの作成です。
広告の配信にあたって広告の設定が必要になってくるため以下のような作業を行います。
・広告文の設定
・広告に使う画像や動画の設定
・ターゲティング(どんな人に広告を配信するか)の設定
・広告媒体への予算設定
また広告の配信結果を確認したり、クライアントへ報告するための資料を作成する業務も発生します。現在は自動化が進んでいることも多いですがExcelやパワポで数値を整形します。
特に数値をまとめるのにExcelスキルは必須です。
③クライアント対応
3つ目はクライアント対応です。
広告運用の代行を行なっている場合、運用結果は運用にあたっての相談事をクライアントと話し合ったり報告する必要があります。
オンフラインかオンラインかは様々ですが、定期的にクライアントと会議をし、その場で質問事項や確認事項に答えたりしますし、運用の今後の方針について議論したりもします。
会議以外にもメールやチャットでクライアントからレポートや入稿(広告の配信設定)の依頼が来るのでその対応も行います。
④書類作成などの雑務
4つ目は書類系の雑務です。
これはどの業種でも発生するお仕事ですが、毎月の発注・請求業務にあたり、必要な書類を作成したり、社内で必要となる書類を作成したりします。
頻度は多くないですが、社内・社外向けの業務が発生するためそれらの対応もしなくてはなりません。
広告運用の仕事でつらいこと
次に広告運用で辛いことを挙げていきます。
①数字に追われる
1つ目は常に数字に追われるという点。
広告運用は明確に結果が出ます。
具体的には下記のように常に数字の事を意識して仕事をする必要があります。
・CVの件数が何件で、前月比で増えた減った。
・ROAS(広告の費用対効果を表す指標)が上昇した低下したなど、広告の効果が数値で可視化されるため
私は元々不動産系の営業から転職してきたので数字に追われる事自体は初めてではありませんでしたが、それなりプレッシャーがかかるので辛いことに当たります。
②クライアント対応
2つ目はクライアント対応です。
広告運用と言っても代理店などでの運用代行をしていると少なからずクライアント対応は発生します。
お客様相手の仕事なので、接客や営業と同じようにクライアント対応をしなくてはなりません。
「①の数字を追われる」と少し被りますが、特に定期的なクライアントとの会議で、目標の数字を達成できてもできなくても、何故その結果になったのかを説明する必要があったり、クライアントからの質問にも回答する必要があります。
その際、細かい数字の内容について詳しく追求されたり、厳しくクライアントから意見をいただくこともあるため、辛いことにランクインです。
また急な入稿依頼やレポートの作成依頼がクライアントから来るとスケジュールを変えたり、残業をしての対応となるためしんどくなりやすかったりします。
③細かい仕事が多い
3つ目は細かい仕事が多いことです。
広告運用の仕事では試作の立案や試行錯誤もやりがいのある仕事ですが、その他にも広告の入稿やレポートの作成などの仕事が存在します。
特に広告の入稿やレポートなどは正しく配信の設定がされているかや、レポートは正しい数値で出力されているかなど細かい作業が要求されます。
特に広告は間違って配信されてはいけませんし、クライアントに間違った数値を報告する訳にはいかないのでミスは避けなければなりません。
そのため、細かい注意が業務に求められます。
④残業が多くなりやすい
4つ目は残業です。
どの業界や会社にも残業はありますが、特に広告運用は残業が多くなりやすい傾向にあると個人的に思っています。
原因としては以下の事柄のせいかと思います。
・クライアントからの急な入稿やレポートの作成依頼など突発的な仕事が発生しやすくスケジュールが崩れやすい
・定期的な入稿やレポート作成でも、細かい作業や確認作業が多く時間を作業に割かれやすい
・広告設定の納期やレポート作成の納期がタイト
ルーティーン業務の他にイレギュラーな業務が発生しやすかったり、広告の設定から配信がタイトであることで、急な残業が多くなりやすい傾向にあります。
⑤媒体の変化が多い
5つ目は広告媒体の変化が多い点です。
広告配信の媒体としてGoogleやMeta(FacebookやInstagram)、Xなどが挙げられますが、近年はAIを活用した広告メニューが多く登場しており、その度に仕様変更やこれまでの広告メニューが使えなくなったり、変化がとにかく多いです。
媒体の変化が多いと、その度に広告の仕様を理解するために調査をしたり、場合によってはクライアントへの説明が必要になってくるため、頻繁な媒体の変化についていくのは大変なポイントです。
広告運用の良いところ
僕が個人的に考える広告運用の仕事に就くメリットについてもお伝えしてきます。
①スキルが上がっていく
1つ目はスキルが上がっているという実感があるところです。
特に私の場合は前職が営業系でPCスキルもなかったので、Excelやパワポが使えるようになったことはかなり成長した点かなと思います。
また、広告やSNSの運用スキルも経験を重ねる事で上がってきてあることも感じます。特に運用調整にあたって分析の精度が上がっている実感もあり、前職よりも成長感は大きいと感じています。
②役に立っている実感がある
2つ目は役に立っているという実感がある事です。
運用代行の仕事をしていると、日々CVが増加するように或いは費用対効果が極力上がるように運用を実施していくのですが、そう言った日々の努力により、クライアントから評価をされるとやり甲斐を感じます。
③今後需要が増える仕事であること
成熟あるいは斜陽化している産業や業界が多い中、web広告の需要は高まっています。
実際に電通からのリリースによれば、インターネット広告の広告費は右肩上がりで増加しており今後も伸びることが予想されます。
「2024年 日本の広告費」解説──3年連続で過去最高を更新。マスコミ四媒体広告費が3年ぶりのプラス成長
ここまでネット化が進んでいる世の中でも、まだweb広告へ進出していない企業が多くあること、今後動画広告などが伸びていく事を考えても需要は伸びていくことが予想されます。
需要が伸びていくという事は業界全体が成長していくため給与の伸びも期待できたり、業界が縮小し職に困るという可能性も下げられます。
そう言った面で広告運用の仕事をする事は非常に将来性があることだと思います。
どんな人が向いている?
では、個人的にどんな人が広告運用の仕事に向いないかお伝えしていきます。
①細かい作業が苦にならない&慣れるまで頑張れる人
仕事内容的に広告の入稿や細かい数値の作成があるため、細かい作業や確認が苦にならない人や、苦手でも順応できるまで根気良く仕事ができる人が向いているかと思います。
また細かな数値のズレや、ミスなどに気づける人も向いていると言えます。
特に広告の入稿や数値作成は避けては通れないため得意或いは、慣れることができる人は向いていると思います。
②テキパキ仕事をこなすのが好き&できる人
クライアントからの急な依頼が来るのとの多い仕事のため、イレギュラーな業務が発生してもテキパキ仕事をこなせる人や、忙しい中でも効率的に仕事をするのが好きな人は向いていると思います。
細かな仕事やクライアント対応まで仕事量は多くなりやすいため、要領良く仕事を捌ける人は向いていると思います。
③素早く新しいことに適応できる人
最後は素早く新しいことに適応できる人です。
広告媒体の変化が著しく、今後もAIを活用した広告手法などがますます増えると思われるため、新しいもの好きであったり素早く情報をキャッチアップできる人は向いているかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
広告運用は正直大変な仕事ではありますが、その分メリットややりがいのある仕事です。
今回の記事を参考にしていただけるとさいわいです。
①常に目標などの数字に追われる
②クライアント対応で苦労することもある
③広告の入稿やレポート作成など細かい仕事が多い
④突発的な仕事も多く残業が多くなりやすい
⑤広告媒体の仕様の変化が多い
①スキルが上がっていく事を前職より実感できている
②クライアントの役に立っている実感がある
③web広告の運用代行は今後需要が増える仕事であること